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窓のシャッターは後付け可能? 窓シャッターを設置するメリットや注意点

2023年08月23日

台風対策や防犯に役立つ窓のシャッターですが、窓に後付けすることは可能なのでしょうか?
本記事では、窓のシャッターの後付けができる窓や条件を紹介。
後付けで窓のシャッターを設置する時に気を付けたい注意点や、シャッター後付けにかかる設置費用についても詳しく解説します。

窓のシャッターは後付け可能? 窓シャッターを設置するメリットや注意点

窓シャッターとは? シャッターのタイプと設置メリット

窓シャッターとは、窓全体を覆う金属製の巻き上げ式扉のこと。窓ガラスよりも頑丈で、さまざまな外部リスクを遮断して、快適で安全な室内環境を作るのに役立ちます。

窓シャッターを設置するメリットは?

住宅の窓に窓シャッターを設置するのには以下のメリットがあります。

・台風や強風時の防風対策ができる
・飛来物による窓ガラスの破損を防ぐ
・夜間や不在時の防犯対策ができる
・防音対策ができる
・遮光・断熱効果がある
・雨戸よりも開閉しやすい

窓のシャッターは後付けできるのか?

設置メリットの多い窓シャッターですが、どんな窓にも設置できるのでしょうか? 雨戸が付いている窓、2階や3階にある窓、大きな窓など、さまざまなケースについて解説します。

基本的には窓にシャッターを後付けするのは可能

一般的な一戸建ての家の窓の場合、ほとんどのケースでシャッター後付けが可能です。シャッターや雨戸がついていない既存の窓に後付けすることはもちろん、雨戸がついている窓でも雨戸からシャッターに変えることができます。

雨戸が既に付いている窓の場合

雨戸が付いている窓の場合、既存の雨戸を撤去してからシャッターを取り付けます。
雨戸の戸袋は残したままシャッターを取り付けることもできますが、外観を重視するなら撤去する方が良いでしょう。
ただし、戸袋を撤去するとなると外壁の補修も必要になり、費用がかさみます。

2階や3階にある窓の場合

窓シャッターは、防犯対策のために1階の窓のみに取り付けられることが多いのですが、2階や3階の窓に取り付けることも可能です。
ベランダなどの足場がある場所にある窓なら、1階の窓と同様に窓シャッターを取り付けられます。
足場のない場所にある窓にシャッターを設置するには、最初に足場を作ったり、高所作業車を使用したりする必要があります。

大きな窓の場合

背の高い窓や横幅のある窓などでも、窓シャッターを取り付けることは可能です。
2本のシャッターを並べて施工したり、ワイドタイプのシャッターを選んだりすることで、大きな窓にも対応できます。
ただし、窓シャッターを設置する費用は、窓が大きければ大きい程、高額になります。

窓のシャッターを後付けで設置する時に気を付けたいポイント

窓のシャッターを後付けする前に、チェックしておきたいポイントを紹介します。

設置スペースの確認

窓シャッターを設置するには、窓の周辺の取り付け範囲にあまどい、換気口、庇(ひさし)などの障害物がないことが必須です。
特にシャッターケースを取り付ける窓の上部には、充分スペースが必要です。
取り付けるシャッターの種類にもよりますが、一般的には窓のサッシ枠の左右と下側は6~8cm、サッシ枠の上側は25~30cmのスペースが必要です。

使いやすさを考慮

シャッターは雨戸に比べると比較的楽に開閉できますが、手動式のシャッターを選んだ場合は、自力で開閉する必要があります。

雨戸より開け閉めしやすいとは言っても、手動での開閉が面倒に感じてしまう方も多く、せっかくシャッターを設置したのに使わなくなってしまったというケースも少なくありません。

家族の誰もが無理なく開け閉めできるように、使いやすさを考慮して選ぶことが大切です。

窓のシャッターを後付けで設置するのにかかる費用

窓のシャッターを後付けするにはどのぐらいの費用がかかるのでしょうか?
ここからは、窓シャッターを設置するひようについて詳しく解説します。

気になる費用相場は?

手動シャッターを既存の窓に後付けする費用は約15万円~20万円、電動シャッターの場合は約25万円~50万円です。

設置費用が高額になるケース

窓用シャッターの設置費用は、シャッターのサイズが大きければ大きい程高額になります。

特に横幅のあるワイド幅の窓の場合、1枚の窓に2本のシャッターを併設する必要があるなど、設置費用が通常の2倍以上になることも。

また、出窓などの特殊な窓の場合、窓枠を設置してからシャッターを取り付ける必要があるなど、通常よりも設置費用が高くなります。

まとめ

窓用シャッターは、窓のサッシ枠の周囲にある程度のスペースがあれば大抵の場合は後付けすることができます。
新築時には必要ないと思っていたけれど窓用シャッターを付けておけば良かったと後悔している方、使いにくい雨戸からシャッターに変えたいと思っている方は、ぜひシャッターの後付けを検討してみてください。