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失敗しがちなトイレのクッションフロア設置 正しい選び方と失敗しないコツ
2023年06月30日
耐水性や耐久性に優れたクッションフロアは、トイレの床材として最も人気のある素材です。
色やデザインが豊富な一方で、実際に使ってみて「選び方を失敗したかも?」と思う人も少なくありません。
そこで、本記事ではトイレのクッションフロアでの失敗例を紹介。
後悔しないクッションフロアの選び方を詳しく解説します。
トイレのクッションフロアの失敗例
トイレは毎日何度も使用する場所なので、どうしても床の汚れや臭いが気になります。
塩化ビニール素材で作られているクッションフロアは、耐水性と耐久性に優れており、比較的安価で施工しやすいことから、トイレの床材として人気があります。
しかし、毎日頻繁に使う場所だからこそ、実際に使ってみると「トイレのクッションフロア選びを失敗した!」と感じる人も多いよう。
ここでは、トイレのクッションフロアの失敗例を紹介します。
白っぽい色選んで汚れが目立ってしまう
トイレのクッションフロアを選ぶ時に、明るく清潔感のあるトイレにしたいからと、白を選ぶ人は多いです。
確かに白いクッションフロアは清潔感がありますが、汚れが目立ちやすくなります。
尿が飛び散ったり落としきれない汚れが溜まったりすると、白いクッションフロアでは黄ばみや黒ずみが目だってしまいます。
また、髪の毛が落ちているのも、白いクッションフロアではよく見えてしまいます。
せっかく清潔感を出したくて白を選んでも、掃除が行き届いていないと不衛生な印象を与えてしまう可能性があるのです。
黒や濃紺など暗い色もホコリが目立ってしまう
黒や濃紺などのシックな色合いのクッションフロアは、黄ばみや黒ずみはあまり気になりませんが、ホコリやゴミなどは目立ちます。
ほんの小さなゴミが落ちていても気が付くし、ホコリが気になって毎日拭き掃除をしなくてはいけないなど、濃い色のクッションフロアをきれいに保つのは意外と大変です。
汚れが溜まりやすい
クッションフロアにはタイル風やモザイク風など、表面に凹凸加工が施されている物が多くあります。
表面がまっ平なものよりも高級感があり、おしゃれなデザインでトイレ空間をスタイリッシュに演出できます。
しかし、凹凸が深すぎたりパターンが細か過ぎたりする場合、凹凸部分に汚れが溜まりやすくなります。
蓄積された汚れは黒ずみや黄ばみとなり、拭き掃除だけで取り除くのが難しくなってしまいます。
色や柄が合わなかった
一般家庭のトイレの広さは1畳前後で、壁と壁との距離も大変近い特殊な空間です。
そのため、おしゃれなトイレを作るためには、壁紙の色、便器の色、建具の色と、クッションフロアの色や柄の調和が大切になります。
個性的な色やデザインのクッションフロアを選んでも、便器や建具と似合わずにクッションフロアが浮いてしまうことがあります。
クッションフロアだけ見れば素敵なのに、トイレ全体で見るとチグハグになり、「イメージと違った」と後悔してしまいがちです。
失敗しないクッションフロアの選び方
トイレのクッションフロア選びで後悔しないためには、どんな点に気を付ければ良いのでしょうか?
ここからは、クッションフロアの失敗しない選び方を詳しく解説します。
周囲との調和を考えて選ぶ
トイレクッションは色や柄の選択肢が多いため、好みのものを選びたくなってしまいがちですが、変更しにくい便器の色や建具の色とのバランスを考えないと、統一感がなくチグハグに見えてしまいます。
そのため、トイレのクッションフロアを選ぶ時は、壁紙、建具、便器の色合いのバランスを考えることが大切です。
表面の凹凸が少ない物を選ぶ
クッションフロアには、タイル風やモザイク風など表面に凹凸のあるデザインのものも多くあります。
カラフルでデザインがおしゃれですが、凹凸部分に汚れが溜まりやすく、さっと拭いただけでは汚れが落ちないことも。
表面の凹凸が少ないクッションフロアの方が、お掃除しやすくて便利です。
機能性で選ぶ
クッションフロアはもともと耐水性に優れていますが、トイレの床に使用するためには衛生的に使用できるものが好まれます。
クッションフロアを選ぶ時には機能性も重視して選びましょう。
以下に、トイレ用のクッションフロアで人気の高い機能を紹介します。
耐次亜塩素酸 | 強力な塩素系消毒液を使用しても変色しない |
消臭機能 | 表面に消臭成分を含ませており臭いの吸着を防ぐ機能 |
抗菌機能 | 細菌の増殖を抑える機能 |
さらっと仕上げ | 素足で歩いてもべたつきにくい表面加工 |
まとめ
家族全員が毎日何度も使うトイレは、なるべく美しく衛生的に保ちたい場所です。
特にトイレの床は頻繁に掃除をするため、ちょっとした不具合も気になってしまいがち。
家作りやリフォームの際にトイレの床材を選ぶ時には後悔しないように、掃除がしやすくて汚れが目立ちにくいクッションフロアを選びましょう。